Contents
- 1 各職場・会社でいじめられる事務職の方々へ…加害者の心理やきっかけ、その対処法は
- 1.1 30代事務員がいじめられたのは40代事務員たちより若く仲間はずれになったからだった
- 1.2 「なんでお前が採用された」20代経理職男性への壮絶ないじめ!いい上司に見える人には、見せている人もいる。裏の顔には要注意な話
- 1.3 30代女性事務員がいじめの標的に。大手建設会社ではハラスメント教育は行っていない?相談窓口を利用して問題提起することも大事!
- 1.4 専門商社の女王様は社長の妹!彼女の部下へのいじめは更年期か…
- 1.5 仕事の出来ない人ほどいじめで力を誇示しようとする。無能な上司会社はさっさと切り捨てよう!
- 1.6 女性事務職の多い娯楽産業。職場でいじめが発生しないよう備えるには
- 1.7 IT企業でありがちないじめ…上司による注意という名の公開処刑!上司とうまく付き合っていくには
各職場・会社でいじめられる事務職の方々へ…加害者の心理やきっかけ、その対処法は
どんな業種でも必ず必要な事務職。
いじめのターゲットになることも残念ながらままあるようです。
今回のインタビューでは、いじめの被害者となったのは20~50代まで様々な方々。
いじめる側の心理・きっかけも様々です。
現在いじめの被害に悩んでいる…
新しい職場へ転勤・転職を控えて心配…
いじめる側の理由として、
「私も、前にいじめられたから」
そんな話も…。
もし、あなたや周りの方が会社内のいじめに悩んでおられるのでしたら、少しでも参考になりましたら幸いです。
30代事務員がいじめられたのは40代事務員たちより若く仲間はずれになったからだった
奈美子さん(女性・30代)
いじめられていたのは、IT関係、事務、30代女性です。
私の職場は40代の女性が多くて休憩時間などはいつも固まって喋っています。
30代の私は社内では若い方なので、女性の先輩社員からプライベートのことをしつこく聞かれて、答えられる範囲で答えるとそれをネタにして男性社員に言いふらしたりします。
そういうことが続くので少し距離を置くようにして、仕事で必要最小限の会話しかしないようにしていたら、取引先の人にもらったお土産を私だけ配ってもらえなかったり、社内の飲み会を勝手に欠席にされていたりしました。
私はいじめの対象となった本人ですが、私自身には仕事の影響はありませんでした。
私の仕事ぶりを上司は認めてくれていたのでむしろいじめる側の社員から守ってくれました。
いじめや嫌がらせをする人の心理
協調性がないと思われることで敵とみなされてしまったのかと思いました。
それに、いやがらせをされて内心とても傷ついていても、なんとも思っていないフリをしていたので、それが余計にムカつかせてしまったのかもしれません。
特に女性は共感しあって絆を強くするのだと思うので、私を嫌う気持ちを共感しあって仲間意識を高めていたのではないでしょうか。
いじめや嫌がらせにあわないための対処法
私は上司に正直に話し、このままの状況が続くのなら辞めさせてもらいたいと言いました。
私は仕事だけはとにかくきちんとこなしていたので、上司は私を昇格させてくれました。
いじめ問題を面倒くさがる上司もいるかもしれませんが、上司に気に入られていれば味方になってくれると思います。
社内の全員に嫌われているのならどうしようもないですが、一部の人からいやがらせを受けているのなら、その他の人たちとしっかり人間関係を作っていくようにしています。
「なんでお前が採用された」20代経理職男性への壮絶ないじめ!いい上司に見える人には、見せている人もいる。裏の顔には要注意な話
満さん(男性・28歳)
いじめられていたのは、ガス会社経理職の20代男性です。
同期が配属された経理部でのいじめがひどかったです。
いじめをしていたのは上司で、人がいるときは特に何もしてこないのですが、人がいなくなると
「人間としての価値がない」
「はやく消えろ」
「なんでお前が採用された」
など、さんざん言っていました。
最初は私もわからなかったので、スマホで録音させて聞かせてもらったら実際にそう言っており、ドン引きでした。
入社して半年でいじめが発覚し、同期は異動になりました。昇給額は同じだったので、昇進には問題なさそうです。
いじめや嫌がらせをする人の心理
もともと好き嫌いが激しく、その同期は嫌いなタイプだったみたいです。
また、いい人と思われたいので、人前では特に何もしてきません。
むしろいい人だと私ですら思っていました。
しかし、周りがいなくなると本性が出てくるのでしょう。言葉で陰湿ないじめをして、自分の存在価値を高めているのかもしれません。
過去にもその上司が原因で2人退職しました。
ちなみに、いじめを受けている人の共通点は男性で、仕事ができるタイプの人間です。
いじめや嫌がらせにあわないための対処法
私が同期にアドバイスしたのは、何時にどこで何をされたか、また誰がいたかをメモすることとスマホなどで録音することをして、証拠集めをすること。
そして、それをもとに本人へ直接なぜそのようなことをするのか言うことだと伝えました。最悪それをもとに訴えることも可能ですから。
まずは被害を受けていることを理解している人を職場に一人でも多く作ることです。
これにより、相談や具体的な解決策がかなり見えてくると思います。
また、極力そのいじめをする人には関わらないことです。ストレスが溜まるだけですから。
30代女性事務員がいじめの標的に。大手建設会社ではハラスメント教育は行っていない?相談窓口を利用して問題提起することも大事!
万美子さん(女性・30代)
いじめられていたのは、建設会社事務職の30代女性です。
ある上司が事務所にいるとその場にいる全員に無視されました。
女性なんだからという理由で社員の作業服の洗濯も仕事とされ、洗濯をして干して畳むところまでが仕事にされていました。
それは本来であれば仕事ではないはずです。
夕礼の際に「もったいないし、面倒なことがあったらどんどん頼みましょう、活用をしなければ損ですから」と私のいないところで話していた、と聞きました。
退職や解雇に関しては失業保険の受給の際にその理由が分かってしまうことがあります。しかし転職の際に影響を与えることはないと思います。
いじめや嫌がらせをする人の心理
いじめた上司は自分をよく見せたい、部下に慕われたいという気持ちがあるなどが考えられます。
実際、目の前でその上司の部下同士がケンカをしていた時、止めることもしませんでした。
男性には理解があり、女性は奴隷のような感覚で考えていたと推測できます。
他にもストレス発散でいじめていた、家庭が上手くいっていないのでいじめで解消をしていたということも考えられます。
いじめや嫌がらせにあわないための対処法
企業によっては内部告発をするための専門部署を設けているところがあります。
社会で起きるいじめは今はハラスメントとして認識されています。
それはハラスメントではない、と言われても被害者が嫌だ、辛いと感じた時点でハラスメントは成立します。
企業内の相談窓口に訴えるのが躊躇されてしまう場合、民間の相談窓口に電話やメールをしてみるのもよいでしょう。
私は労働基準監督署に証拠を持って相談したところ、どうするべきなのか、アドバイスを受けることができました。
労働局で行っている相談に掛け合ってみるのも解決方法になります。
誰か味方になってくれる人、話を聞いてくれる人を見つけるといいと思います。
一人で悩んでいるのではなく、他の人にアドバイスを求めることも解決策を見つけるためには必要です。
専門商社の女王様は社長の妹!彼女の部下へのいじめは更年期か…
なおさん (男性・40代)
いじめられていたのは、専門商社の事務職20代女性です。
50代の女性上司に毎日公開処刑されています。この上司は年齢も勤続年数も女性の中で一番長くボスとなっています。
更年期なのか感情の起伏が激しいため、周りの社員は距離を置いて接していますが、直属の部下はそうはいきません。
何か間違えがあると、「小学生でもこんな間違えしないわよ、あー、バカの相手するの大変!もう1回小学校から行き直したら!」などと人格否定とも取れる発言をしています。
これが毎日で、周りの人も関わると大変なので部下となった人は部署異動の申請が通らないと3ヶ月以内に退職してしまいます。
部署を異動して活躍し、昇進するケースもありますが大半は3ヶ月以内に退職します。
いじめや嫌がらせをする人の心理
いじめた上司の心理は、自分の権力を周りに見せつけたいのだと思います。
実際社長の妹にあたり社長以外は注意できません。社長も常に会社内にいるわけではないので、社長がいない時にいばります。
私に逆らうと会社にいられないぞと周りにアピールしたいのだと思います。
部下のミスの内容もそんなに激しく叱責するほどのものでもなく、当の上司も社会常識もなく他の会社では通用する能力があるわけではないです。
いじめや嫌がらせにあわないための対処法
権力誇示と更年期が理由と思われるので対処法はないと思います。逆に対抗するだけの度胸があれば解決するかも。
とにかく近寄らない、関わらないに徹しています。ただ同じ部署になってしまったら次の仕事を探しましょう。
仕事の出来ない人ほどいじめで力を誇示しようとする。無能な上司会社はさっさと切り捨てよう!
けんしろうさん(女性 30代)
いじめられていたのは、化粧品会社事務職の30代女性です。
上司から、
- 八つ当たりや必要な会議から外す、
- 外した会議で他の人と悪口を言っていたなどわざわざ言う、
- 仕事を聞くと察しないあなたが悪いなど怒鳴られる、
- 無視をする、
などです。
なぜそういうことをするか聞いたところ、
自分がやられたから。あなたもやられればいい。
と思うという理由でした。
基本的に毎日で、最終的には違法なその人の仕事のミスの責任を全部かぶるような事をされそうになりました。
社長に相談しましたが、女性同士の揉め事だし、あなたの真面目すぎる性格がいけないと言われ、違法なミスを押し付けようとしているのもグルでした。
さっさと辞めてより良い所へ転職する方がいいと思います。しばらくは人と接するのが怖くなりました。
いじめや嫌がらせをする人の心理
いじめた上司の心理は、
- 優位に立ちたい、
- 威張りたい、
- 自分の力を誇示したい
と大変幼い理由だと思います。
その人個人のストレスからの八つ当たりもあったと思います。
自分に自信がない、努力はしたくないけどスゴイって言われたいと言ったような承認欲求の強さもあると思います。
女性同士だと、本当に些細な違いから妬んだり羨んだりという事が根底にあったりすると思います。
いじめや嫌がらせにあわないための対処法
上司の上司、またはコンプライアンス部門がしっかりしていればそこに相談するのがいいと思います。
機能してなければ、雇用保険に入る前にさっさと次を探した方がいいと思います。
自分の事を話さない、服装をユニクロで揃えて地味にするなど気を付けてました。
悪口や噂話が始まったら席を離れる、だまる、必要以上に職場の人と仲良くしないなどです。
女性の多い職場、仕事が暇な職場は避けるようにしてます。
女性事務職の多い娯楽産業。職場でいじめが発生しないよう備えるには
ゆいちゃん(女性・28歳)
いじめられていたのは、娯楽産業の事務職の30代女性です。
大人になって、いじめというか、嫌がらせのようなものを職場でみるとは思いもよりませんでした。
たとえばどんなものかと言うと、ターゲットの方が忙しそうにしていても誰も電話をとらず、ほとんどの電話をとらせていたこと。
たまの肉体労働などが必要になったときには押し付ける、など些細なものです。
昼食も一緒に食べているのですが雑談をすることもなく、事務所内の空気はいつも重苦しかったです。
退職するように仕向けたのですが、後任を探してこいという圧力もかけていました。
いじめや嫌がらせをする人の心理
いじめた同僚の女性たちも、仕事のストレスが溜まっていたのだと思います。
小さい会社なので、仕事が個人にヒモ付けされた状態となり、さらに上司という存在もいないので、個人にかかる負担が大きいんですよね。
そんな中で、おとなしくやさしい彼女に当たるようになり、意図せずエスカレートしてしまったのだと思います。
会社の責任もひとつにはありますよね。
いじめや嫌がらせにあわないための対処法
四六時中狭い事務所内で顔を合わせて仕事をしていると、他人の些細なことが気になるようになってしまうのではと思います。
ほかの営業職の社員など、事務所を出入りする社内の人間が、事務所内の空気を少しでもよくできるよう明るく振る舞うだけでも、そのような閉塞感が起きないようにする効果はあると考えられます。
人間なので、他人に対して気に入らないことや腹の立つこともありますが、極力そのような感情は抑えて、自分も他人も機嫌よく仕事ができる環境を保てるように努めています。
IT企業でありがちないじめ…上司による注意という名の公開処刑!上司とうまく付き合っていくには
るなさん(女性・20代)
いじめられていたのは、IT関連企業会社員の女性です。
上司が気に入らない人の仕事ぶりを徹底的に叩いていました。
自分が納得いかない場合は、ずっと詰るように苛立ちを露骨に示した上で、有無を言わせないような注意をしていました。
周りの人にも聞こえるような声で怒ることが多く、会議などの場でその人の印象を悪くするような発言が多かったです。
その女性と後輩の格差をあらわにするようなことも多々みられました。
精神的な苦痛による病(適応障害など)を発症し、休職・退職は考えられると思います。
いじめや嫌がらせをする人の心理
いじめた上司の心理として、気に入らないものは必要がないと考えているのだと思います。
しかし、必要がないものと関わらなきゃいけない、しかも上司だから仕事の面倒を見なきゃいけない、といった葛藤が感じられました。
しかも、上司にとっては気に入らない=仕事ができない、に近い感情だったため、余計に苛立ち、それを仕事としての注意としてぶつけていたのだと思います。
いじめや嫌がらせにあわないための対処法
まず会社側の配慮が必要です。
上司・部下とそりが合わないというのはどうしても人間である限り避けられません。
しかし、合う人間も当然いるのだから、そういったチーム編成にする配慮が必要だと思います。
私はまだ若輩者なので、上司の下で働くことが多いですが、それぞれ皆さんやり方がちがうので、その人にあったやり方を見つけて、仕事を行うように気を付けます。